【1本15時間】動画編集に時間がかかりすぎる人のAI活用5つ

動画編集の時間をAIで短縮する方法を解説する記事のアイキャッチ画像 顔出しなしの始め方

動画は作りたい。でも仕事から帰ってきて、そこから何時間も編集する体力は残っていない。私も同じでした。1本の動画に15時間かけていた時期があります。

いまは同じ内容を、その半分以下の時間で作っています。特別な機材も、速いパソコンも買っていません。変えたのは、やる作業とやらない作業の線引きだけでした。

この記事でわかること

  • 時間がかかる本当の原因
  • 先に捨てるべき3つの作業
  • AIと分担できる5つの作業
  • 自分で決めるべき判断
  • 型をつくって使い回す方法

先に結論をお伝えします。時間を減らす一番の方法は、速く作ることではなく作業を減らすことでした。AIはそのあとの話になります。

動画編集に時間がかかる原因

動画編集に時間がかかる原因を解説する見出し画像

最初に、なぜ時間がかかるのかを整理します。編集の腕が遅いからだと思っていましたが、実際には違いました。時間を食っていたのは手を動かしている部分ではなく、迷っている時間だったからです。作業そのものより、決めきれずに手が止まっている時間のほうが長くありました。ここを取り違えると、いくら道具を良くしても速くなりません。遅いのは手ではなく、決めていないことでした。3つに分けて説明します。

完成度を上げようとする

いちばんの原因がこれです。細かい部分を直しはじめると、いくらでも時間が溶けます。私は1本に15時間かけた時期がありましたが、そのうち半分以上は微調整でした。しかも10時間かけた動画と3時間の動画で、再生数はほとんど変わりませんでした。

素材を毎回探しに行く

音楽や画像を毎回ゼロから探す時間も、積み重なると大きな負担になります。1曲選ぶだけで30分かかることもあります。しかも探している間は編集が止まります。**素材探しは編集ではなく、買い物の時間**でした。ここを減らすだけで、体感がはっきり変わります。

何を作るか決めずに始める

作りながら方向を考えると、途中で作り直しが発生します。私は編集ソフトを開いてから内容を考えていたので、迷うたびに手が止まっていました。紙に3行だけ流れを書いてから始めると、この迷いが消えます。**決めるのは編集の前**だと考えてください。

まず捨てる3つの作業

動画編集でまず捨てる3つの作業を示す見出し画像

AIの話をする前に、捨てる作業を決めます。順番が逆になると、そもそも要らない作業をAIで速くこなすだけになってしまうからです。私は道具を増やす前に、やることを減らしました。減らしたぶんは、工夫も習得も不要で、そのまま短縮になります。ここが一番確実な部分でした。やらない作業に、かかる時間はありません。実際に捨てた3つを挙げます。

凝った切り替え効果

場面の切り替えに効果を入れるのをやめました。種類を選び、長さを調整し、実際に見て決める。この作業に毎回10分以上使っていましたが、視聴者から反応があったことは一度もありません。いまはクロスフェードだけに固定しています。

作り直しのやり直し

一度書き出したあとに気になって作り直す、という流れを止めました。気になる点があっても、次の動画で直すと決めています。同じ動画を磨くより、次の1本を出すほうが結果につながりました。完成の基準を「見られる状態」に下げると、時間は一気に減ります。

使わない素材の整理

撮った素材をきれいに整理する作業も減らしました。使う分だけ取り出して、残りはそのままにしています。整理は気持ちがいいのですが、動画は1本も増えません。**気持ちよさと成果を分けて考える**と、捨てられる作業が見つかります。

AIと分担する5つの作業

AIと分担できる5つの作業を示す見出し画像

ここからが本題になります。捨てたあとに残った作業のうち、判断を必要としない部分をAIと分担します。丸ごと預けるのではなく、下ごしらえを手伝ってもらう形です。私が実際に手伝ってもらっているのは次の5つです。どれも「考える」より「用意する」に近い作業でした。AIが得意なのは判断ではなく、たたき台を早く出すことです。順に説明します。

BGMをつくってもらう

いちばん効いたのがこれです。音楽を生成するサービスに雰囲気を文章で伝えると、数十秒で曲が返ってきます。素材サイトを探し回る時間がまるごと消えました。私は毎日この方法で作っています。ただしサービスによって商用利用の条件が違うので、契約内容の確認だけは省けません。

使う画像をつくってもらう

背景に使う画像も、AIに作らせれば数分で用意できます。探す手間がなくなるという意味では確実に速くなりました。ただし正直に書くと、**私のチャンネルではAI画像より実写のほうが結果が良かった**です。速さと結果は別なので、そこは分けて考えてください。

タイトル案を出してもらう

タイトルを10個出してもらい、その中から選ぶ形にしています。ゼロから考えると30分悩みますが、並んだ案から選ぶだけなら数分で終わります。そのまま使うのではなく、**選ぶ材料として使う**のが要点でした。

説明文の下書きをしてもらう

動画の説明欄も、下書きをAIに書かせてから直します。毎回同じ構成で書くものなので、たたき台があれば書き直しは数分です。ここも自分で最終確認をすれば、内容がずれることはありません。

サムネイルの言葉を相談する

サムネイルに載せる短い言葉も、案を出させています。6文字前後という条件を伝えると、その範囲で候補が並びます。**自分では思いつかない言い回しが出てくる**のが利点でした。選ぶのは自分です。

自分で決める3つの判断

AIに渡さず自分で決める3つの判断を示す見出し画像

一方で、こちらが決めなければいけない部分もあります。ここまで渡してしまうと、時間は減っても中身が薄くなりました。私も一度、判断ごと預けようとして失敗しています。速く作れたのに、自分でも面白いと思えない動画ができあがったからです。結局そのときは、作り直すことになりました。手伝ってもらうのは作業で、判断は自分の仕事でした。3つ挙げます。

何を伝えるかの判断

その動画で何を伝えるかは、自分で決めてください。ここをAIに預けると、どこかで見たような内容になります。実際に体験した人にしか書けない部分が、そのまま動画の価値になります。**AIは自分の経験を知りません**。

素材の良し悪しの判断

どの映像を使うか、どの曲が合うかの判断も自分でします。候補を並べてもらうところまでは頼めますが、選ぶのは自分の耳と目です。選ぶ力は、選び続けることでしか育ちません。ここを飛ばすと、いつまでも判断できないままになります。

公開前の最終確認

公開する前に、必ず自分で通して見てください。音が途切れていないか、文字が読めるか、権利の条件を満たしているか。ここは人間が見るしかない部分です。私は書き出したあと、必ず一度は最初から最後まで再生しています。

型をつくって使い回す

作業を型にして使い回す方法を示す見出し画像

最後に、いちばん地味で、いちばん効いた方法を書きます。作業を型にして、毎回同じ手順でこなすやり方です。AIを入れるより先にこれをやるべきだったと、いまは思っています。考える回数が減ると、迷いが消えて作業そのものが速くなるからです。しかも費用は一切かかりません。毎回考え直していたことが、時間の正体でした。3つに絞って説明します。

動画の構成を固定する

冒頭、本編、締めの流れを毎回同じにします。構成を考える時間がゼロになり、素材をはめるだけで形になります。視聴者にとっても、いつもの流れのほうが安心して見られました。**変化をつけるのは中身であって、構成ではありません**。

サムネイルの型を保存する

一度作ったサムネイルを型として保存し、次からは背景と文字を差し替えるだけにします。デザインを毎回考えなくてよくなり、1枚あたり数分で終わるようになりました。並べたときにチャンネルとして揃って見える利点もあります。

書き出し設定を保存する

書き出しの設定も毎回選び直さず、保存したものを呼び出します。小さな時間ですが、毎回発生する作業なので積み上がります。毎回やる作業ほど、型にする価値があります。

時間短縮のQ&A

動画編集の時間短縮に関するよくある質問6つを示す見出し画像

最後に、よく聞かれる質問をまとめます。AIを使うことへの迷いは、私自身にもありました。手を抜いているのではないかという気持ちが消えるまで、しばらくかかっています。同じ引っかかりで手が止まる方は多いはずです。ここでは自分の経験からわかる範囲でお答えします。断定できないことは、断定せずに書きます。迷っている時間も、立派な時間の消費です。

AIを使うのは手抜きか

私は手抜きだとは考えていません。手伝ってもらっているのは、たたき台を作る作業だけだからです。何を伝えるか、どれを選ぶかは自分で決めています。**判断を手放していなければ、道具と組んでいるだけ**だと整理しました。

無料のAIでもできるのか

用途によって変わります。タイトル案や文章の下書きであれば、無料で使えるものでも足りました。一方で音楽の生成は、**無料プランでは保存できないサービスもある**ため、動画に使うなら有料が前提になる場合があります。使う前に条件を確認してください。

品質は落ちないのか

落ちる部分と、落ちない部分があります。私の実感では、切り替え効果を捨てても再生数は変わりませんでした。一方で音の質を下げたときは、明らかに反応が落ちています。削ってよい場所と、削ってはいけない場所があります。

どこから手をつけるか

まず捨てる作業を決めてください。AIを導入するより先に、やらない作業を1つ決めるほうが確実に効きます。道具を増やすと、覚える時間が新しく発生します。**減らすほうが、増やすより速い**です。

パソコンが遅い場合は

作業そのものより、書き出しの待ち時間が問題になります。私は寝る前に書き出しを始めて、朝に確認する形にしていました。待ち時間は、眠っている時間に重ねれば実質ゼロになります。買い替えの前に試してみてください。

慣れるまで何本かかるか

私の場合、型が固まるまで10本ほどかかりました。最初の数本は、型を作る作業のぶん逆に時間がかかります。それでも3本目あたりから楽になりはじめました。**最初に遅くなるのは、投資だと考えてください**。

まとめ

動画編集の時間を減らす方法は、速く手を動かすことではありませんでした。捨てる作業を決め、判断のいらない部分をAIと分担し、残りを型にする。この3段階です。

今日からやる3つの手順

  • やめる作業を1つ決める
  • BGM作りをAIと分担する
  • サムネイルの型を保存する

1本15時間かかっていた作業は、いま半分以下になりました。今日やることは、やめる作業を1つ決めることだけです。それだけで、次の1本から変わります。

音楽をAIで作る手順は、Suno AIの使い方を初心者向けに解説した記事にまとめました。

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