【声を出さない動画で200本】動画編集のテロップのコツ

声を出さない動画で使う動画編集のテロップのコツを解説する記事のアイキャッチ画像 顔出しなしの始め方

テロップを入れたのに、なぜか見づらい。どこを直せばいいのかもわからない。編集に慣れてきた頃に、多くの人がこの壁に当たります。

私は顔も声も出さない動画を200本以上作ってきました。声を出さないので、動画の説明はすべて文字が担います。テロップが読めなければ、その動画は何も伝わりません。

だからこそ、飾り方より先に「読めるかどうか」だけを見るようになりました。この記事では、その積み重ねで残った基準をまとめます。

フォントや色をいろいろ試しているのに、垢抜けないんです。

悩む人

飾りを足す前に、読みやすさを邪魔しているものを減らしてみてください。

管理人

この記事でわかること

  • テロップが読まれない理由
  • 毎回使っている4つのコツ
  • 声なし動画ならではの考え方
  • スマホで確認する手順
  • やりがちな3つの失敗

先に結論です。テロップは飾るものではなく、一瞬で読めるように置くものです。順番に見ていきます。

テロップが読まれない理由

テロップが読まれない3つの理由を示す見出し画像

まず原因から整理します。テロップが読まれないとき、多くの人は書体や色を変えようとします。けれど実際には、それより手前の問題で止まっていることがほとんどです。見る人は文字を読もうとして動画を開いているわけではありません。読めないと感じた瞬間に、目は文字から離れます。読まれない原因は、たいてい文字そのものではなく置き方にあります。3つ挙げます。

文字の小ささ

1つ目は大きさです。編集はパソコンの大きな画面で行いますが、見る人の多くはスマホの小さな画面で再生します。

作業中にちょうどよく見えた文字は、スマホでは想像以上に小さくなります。**作る画面と見られる画面の大きさの差**を忘れると、この失敗が起きます。

背景との同化

2つ目は背景です。白い文字を明るい空の上に置くと、文字が景色に溶けます。

映像は場面ごとに明るさが変わるので、ある場面では読めても次の場面では読めないことがあります。文字の色だけで読みやすさを保とうとすると、場面が変わるたびに崩れます。

表示時間の短さ

3つ目は時間です。編集している本人は内容を知っているので、短い表示でも読めてしまいます。

しかし初めて見る人は、文字を探して、読んで、意味を取るまでに時間がかかります。**作った本人の読む速さを基準にしない**ことが大切です。

毎回使う4つのコツ

動画編集で毎回使うテロップの4つのコツを示す見出し画像

ここが本題です。私が毎回の編集で必ず守っているのは4つだけでした。どれも特別な技術ではなく、編集ソフトの基本的な機能で実現できます。私が使っているFilmoraでも、文字を置いて帯を敷くだけの作業です。派手な演出は一切使っていません。4つを守るだけで、読みやすさの大部分は決まります。順に説明します。

毎回守っている4つ

  • 1行の文字数
  • 表示位置の固定
  • 白い文字と暗い帯
  • 表示時間の目安

1行の文字数

1つ目は、1行に詰める量です。長い文を1行に押し込むと、文字が小さくなり、目の移動も長くなります。

私は文字数を数字で決めるより、スマホで一目で読み切れるかどうかで判断しています。読み切れないと感じたら、文を分けるか削るのが基本です。2行で収まらない内容は、そもそも1枚のテロップに載せる量ではありません。

表示位置の固定

2つ目は位置です。テロップが出るたびに場所が変わると、見る人は毎回文字を探すことになります。

私は説明のテロップを出す位置を、動画を通して同じ場所に決めています。**目が覚えた場所に文字が出る**だけで、読む負担は大きく減ります。

白い文字と暗い帯

3つ目が、背景問題の解決策です。文字の後ろに半透明の暗い帯を敷き、その上に白い文字を置きます。

これで背景が明るくても暗くても、文字は同じように読めます。場面ごとに文字の色を変えるより、帯を1本敷くほうが確実です。私はこの組み合わせ以外、ほとんど使っていません。

表示時間の目安

4つ目が時間です。私は、声に出さずにゆっくり2回読めるくらいの長さを目安にしています。

1回で読めても、2回目の余裕があると内容が頭に残ります。**編集中に自分で読んでみて、余裕がないと感じたら延ばす**。これを毎回の確認にしています。

声なし動画のテロップ

声を出さない動画のテロップの考え方を示す見出し画像

ここからが、このブログならではの話です。一般的な動画では、テロップは話の内容を補うものです。聞き逃しても、声が説明してくれます。しかし声を出さない動画では、その声がありません。文字が話し手の代わりを務めることになります。声なし動画のテロップは、補足ではなく説明の本体です。考え方が3つ変わります。

説明を担う文字

声がない分、伝えたいことはすべて文字に乗せる必要があります。ただし、全部を文字にすると画面が埋まります。

そこで私は、映像を見ればわかることは書かず、映像だけではわからないことだけを書くようにしています。場所の名前、由来、見どころ。**映像が語れない部分を文字で補う**という分担です。

効果音の代わり

声のある動画では、話し方の強弱で大事な部分を示せます。声がない動画では、それを文字で表現するしかありません。

私は強調したい一言だけ、少し大きく、少し長く表示します。強調は1つの場面に1か所までに絞っています。すべてを強調すると、どれも目立たなくなるためです。

間の作り方

声なし動画では、テロップが出ていない時間も意味を持ちます。文字が消えて映像だけになる時間が、見る人に余韻を与えます。

私は章の切り替わりの前後に、あえて文字を出さない時間を作っています。**常に文字が出ている状態は、見る人を疲れさせます**。

スマホで見た時の確認

テロップをスマホで確認する手順を示す見出し画像

テロップを作り終えたら、必ずやってほしい確認があります。編集画面ではなく、実際に見られる環境で確かめることです。私も以前は編集画面だけで確認を終えていて、公開後にスマホで見て文字の小ささに気づいたことがありました。その時点では直すのに手間がかかります。公開前の数分の確認で、公開後の作り直しが防げます。3点確認します。

実機での見え方

まず、書き出した動画をスマホに送って再生してください。パソコンの画面で小さくして見るのとは、見え方がまったく違います。

手に持った距離で、文字が無理なく読めるかを確かめます。**目を細めないと読めない文字は、小さすぎる**と判断してください。

縦と横の切り替え

スマホは縦に持ったまま横長の動画を見る人も多くいます。その場合、動画は画面の一部に小さく表示されます。

縦持ちのままでも読めるかを一度確かめてください。横にしないと読めないテロップは、多くの人に読まれていない可能性があるということです。

明るい場所での視認

最後に、明るい場所で見てみてください。屋外や窓際では画面が見づらくなり、薄い色の文字は消えてしまいます。

暗い帯を敷いた白い文字は、こうした場面でも残ります。**部屋の中だけで確認を終えない**ことが、見落としを減らす近道です。

やりがちな3つの失敗

テロップ作りでやりがちな3つの失敗を示す見出し画像

最後に、読みやすさを下げてしまう典型的な失敗を挙げます。どれも「良くしようとして」起きるものなので、自分では気づきにくいのが厄介な点です。私も最初の数十本では、この3つを全部やっていました。見直して減らしただけで、動画の印象はかなり変わりました。足すより減らすほうが、テロップは読みやすくなります。順に見ていきます。

装飾の入れすぎ

縁取り、影、光る効果、動きのある登場。編集ソフトには装飾の機能がたくさんあります。

重ねるほど目を引くように思えますが、実際には文字の形が崩れて読みにくくなります。装飾は読みやすさを足すためだけに使うと決めておくと迷いません。

書体の混在

場面ごとに書体を変えると、動画全体がちぐはぐに見えます。見る人は内容より先に、見た目の違和感に気を取られます。

私は1本の動画で使う書体を1つか2つに絞っています。**統一感は、それだけで読みやすさになります**。

全部を文字にする癖

声がない不安から、映像の説明をすべて文字にしてしまうことがあります。画面は文字で埋まり、映像を見る余裕がなくなります。

見る人は文字を読みに来ているわけではありません。映像が伝えていることは、映像に任せてください。**書かない勇気**が、結果として伝わる量を増やします。

テロップのFAQ

テロップに関するよくある質問を示す見出し画像

最後に、テロップ作りでよく出てくる疑問をまとめました。私が実際に使っている方法と、公式に確認できることを分けて整理しています。書体の規約のように人によって条件が変わる話は、断定せずに確認先を示します。迷った時に戻ってこられる答えを意識しました。6つ取り上げます。

書体の選び方

最初は太めのゴシック体を選ぶと失敗が少なくなります。線が細い書体は、スマホの小さな画面でかすれて見えやすいためです。

凝った書体は、タイトルなど一部に限って使うのが無難です。説明のテロップは、読みやすさを最優先に選んでください。

文字色と背景色

基本は白い文字と暗い帯の組み合わせで足ります。どんな背景の上でも読めるのが理由です。

強調したい部分だけ色を変える場合も、色の数は1つに絞ってください。**色が増えるほど、どれが大事なのかが伝わらなくなります**。

すべてに入れる必要性

全場面にテロップを入れる必要はありません。映像だけで伝わる場面では、むしろ文字を出さないほうが印象に残ります。

私は、映像だけでは伝わらない情報がある場面にだけ入れています。入れない場面を決めることも、テロップ作りの一部です。

自動字幕との違い

YouTubeの公式ヘルプでは、自動字幕は音声認識技術で作られると説明されています。あわせて、認識できない音声が含まれる場合や冒頭の無音が長い場合などは利用できないことがあるとされています。

つまり、話し声のない動画では、自動字幕に頼ることはできません。**声なし動画のテロップは、自分で入れるしかない**ということです。

書体の利用条件

書体には、それぞれ配布元が決めた利用条件があります。無料で配られているものでも、収益化した動画に使えるかどうかは書体ごとに違います。

ここは私が一般論で断定できる部分ではありません。使う前に、配布元の利用規約を必ず読んでください。編集ソフトに入っている書体も、ソフト側の規約で扱いが決まります。

英語を併記する判断

海外の人にも見てほしい場合は、日本語と英語を並べて表示する方法があります。私も神社の動画では、説明のテロップを日本語と英語で併記しています。

ただし、2つの言語を並べると文字量が倍になります。**併記するなら1枚あたりの内容をさらに削る**ことを前提にしてください。

まとめ

テロップは飾るものではなく、一瞬で読めるように置くものです。特に声を出さない動画では、テロップが説明のすべてを担います。

今日から変える3つのこと

  • 暗い帯を1本敷く
  • 表示位置を1か所に決める
  • スマホで最後に確認する

私は200本以上作ってきましたが、使っているのは白い文字と暗い帯、そして同じ位置に出すことだけです。今日の編集で、まず帯を1本敷いてみてください。それだけで、読まれ方が変わります。

編集ソフトの基本操作はFilmoraの使い方を初心者向けに解説した記事にまとめています。

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